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【京漂】北京に22年住む米国人男性が「西城区のおばさん」に

2017-08-30 人民網日本語版 人民网日文版

北京の「4大ミステリアス組織」の一つである「西城区のおばさん」は、治安を守るボランティアとして街中で活躍している。最近、そこに米国出身のおじさんTerry Crossmanさん(62。中国名:高天瑞)が加わった。Terry さんは順義区の別荘エリアや昌平区の「小さな倉庫」にも住んだことがあり、今は、什刹海近くの胡同(路地)に住んでいるという。Terry さんは米国人であるものの、中国で赤い腕章をつけてボランティア活動をするのが好きで、最近、中国のネット上で有名人となっている。

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☆中国との縁について

「僕は、君たちより長く中国語を話しているよ」。クマのキャラクターが描かれたTシャツを着たTerry さんは会うとすぐ、冗談を言いながら迎えてくれた。Terry さんは北京で22年暮らしており、今は什刹海近くの胡同(路地)で、白いネコと一緒に暮らしている。Terry さんは、自分のことを「人づきあいがいい」、「ポジティブ」、「自由」と形容し、「友達によく、ユーモアで創造性があると言われる。『僕は頭もいいんだ』と自分で言うのは気が引けるけど、僕のIQは本当に高いんだ」と冗談交じりに話した。

中国との縁について、Terry さんは、「12歳の時に老子の『道徳経』を読み、その時から、中国の哲学に興味を持つようになった」とし、「一番好きな言葉は『順其自然(成り行き任せ)』。生きていると、明日何が起きるか分からない。高校三年の時に、中国の歴史を勉強したいと思うようになった。中国語の授業の時間が重なったため、フランス文学の授業はあきらめた。でも、この决定が僕のその後の生活に影響するとは予想もしていなかった」と話した。

☆ネット有名人になってから

ネット上に投稿された動画がきっかけで、ネット上で有名人となっていることに関して、Terry さんは「たまたま」としながら、ネットユーザーから称賛の声が上がっていることについては素直に「うれしい」と話した。また、「でも、僕はおばさんじゃない。僕のことは『西城区のおじさん』と呼ぶのが正しいね」と笑いながら話した。さらに、自分が「有名人」だと感じる瞬間について、「例えば、通学途中で、見ず知らずの高齢者たちに、『高天瑞!高天瑞!』と呼ばれる。これがいいことなのか、悪いことなのかよくわからないけど、気分はいいよ。自転車で出かける時も、近所の知らない人から、元気な声であいさつされる」という。

Terry さんは動画の撮影後にもらった赤い腕章をカバンに入れて、出かける時はいつも持ち歩いている。「ボランティア活動をたくさんしたわけではないため、なんだか申し訳ない感じがして、腕章をつけるのを躊躇してしまう。でも、今後時間があれば、ボランティア活動にできるだけ参加したい」とTerry さん。

☆北京での暮らし

話題が北京での暮らしに移ると、Terry さんは一層リラックスした様子で、「塩辛いものも、辛いものも大好き」と、食に関しては全く問題ないことを話した。また、「暇なときには市場で麺を買い、自宅で肉みそを作り、好きな野菜をのせて、好物のジャージャー麺を作って食べている。時間もかからず、とてもおいしい。ご飯を作りたくない時は、デリバリーアプリを使ってデリバリーしてもらう」とTerry さん。

「有名人」となり、他にもいいことがあったという。Terry さんが所属する会社の北京事務所が閉鎖となったため、今は学生ビザで中国に滞在しているものの、そのビザが9月8日に失効するため、その後どうするか悩んでいた。しかし、「西城区のおばさん」のPR動画に出演し、それがネット上に投稿されると、以前の同僚や連絡がずっとなかった友人たちから、「ニュースで見たよ」と連絡があり、「ビザが取れるようサポートできる」と言ってくれた人もいたという。今後について、Terry さんは、「タイやベトナムに行こうかとも考えているけど、米国には帰らないと思うよ」と話した。

普段、Terryさんは家で読書をしたり、オンラインゲームをしたり、ニュースを見たりするのが好きで、週に1、2冊は英語の本を読むという習慣を続けている。当初、「西城区のおばさん」について、Terryさんは、「ゴシップやスキャンダルが好きな人」というイメージがあったようだが、今は、そのようなおばさんと頻繁に一緒に過ごすようになっており、「井戸端会議」好きのおばさんらも、本当はとても親切であることに気付き、赤い腕章をつけているのが羨ましくなったという。

「僕は平屋に住むのが好きで、上の階に誰かが住んでいる家は嫌い」というTerryさんは普段、暇があると近所をウロウロし、布のカバンを肩に下げ、「治安ボランティア」の赤い腕章をつけて、ヨーグルトを売る近所の人を手伝ったり、観光客に道を教えたりするなど、ボランティア活動をしているため、近所の人からは「西城区のおばさん」と呼ばれている。そのように呼ばれることについて、Terryさんは、「おばさんらは、手伝ったり、道案内をしたり、観光客にどこがおもしろいかを教えたりしており、城管(都市管理員)とは異なる役割を果たしている」とした。

今年足の手術をしたTerryさんはボランティア活動をする際、右手で杖をついている。また、Terryさんは電動スクーターも移動手段としており、什刹海景勝地内にある小路や路地を走り回っているため、ここはTerryさんにとっての「庭」となっている。

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